【四国の車窓から】最終回 文学の街、松山!
皆さんこんにちは。Konpeiでございます。
突然ですが、ひと昔前の「愛媛」のナンバープレートのフォントって怖かったですよね。幼少期の三大トラウマの1つでした。恐らく私世代以上の方でないとわからないと思いますので、ググってみてください。クセがすごいです。
ということで、久々の四国シリーズ、今回が最終回となります。限られた時間の中ではありますが、愛媛の中心都市である松山を観光します。愛媛自体は学生時代のキャンプで行きましたが、松山まで行くのは今回が初めてです。松山といえば、松山城や道後温泉が有名で正岡子規や高浜虚子など有名な俳人も松山出身です。また、夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台とされており、文学の街としても知られています。
松山へ向けて爆走!
2日目の朝、旅は伊予西条駅からスタートです。予讃線で松山を目指します。予讃線は海岸線に沿う線形になっているので、松山を目指すには少し大回りになります。
この日も特急列車に乗車します。「いしづち」に乗車するのですが、こんな車両が来ました。
1日目は年季の入った車両が中心でしたが、この日は一発目から新しめの車両。この車両には初めて乗車するのでワクワクします。早速乗り込み、海が見える進行方向右側の座席に座ります。
さすがは新型の特急。こんな海の近いエリアでもスピードをほとんど落とさずに爆走します。見ていて気分の良いものです。あっという間に松山に到着しました(とは言っても、1時間かかりましたが)。
ちなみに乗車した特急「いしづち」の名前は四国を代表する山で日本百名山の1つである「石鎚山」からとっています。松山へ向かう特急には「しおかぜ」と「いしづち」の二種類がありますが、岡山〜松山を結ぶのが「しおかぜ」、高松〜松山を結ぶのが「いしづち」だそうです。たまに登山もするので一度石鎚山にも登ってみたいです。
松山駅から松山城へ
松山駅に到着し、改札を出て駅名標を模した看板を見てみますと日本語と中国語で「松山」と記されてありました。しかも、日本国旗と台湾の国旗が描かれています。
なんと、台湾の台北市にも「松山(ソンシャン)駅」と言う駅があり、2013年に姉妹駅提携を結んだと言う経緯があるそうです。姉妹都市はよく聞きますが、姉妹駅というのはあまり聞きません。
駅の外に出て、駅舎を撮ります。
個人的にこういう駅舎、大好きです。最近の地方都市の駅と言えば駅ビルが建てられて綺麗になっているところが多いですが、昔ながらの駅舎の方が「地方に来たんだな」という実感が湧きます。
さて、目的地の松山城までは歩きます。路面電車に乗ってもよかったのですが、初めての土地に訪れたからには歩きながら雰囲気を味わうのも一つなのではと思います。
桜が咲いてる!?
松山駅から10分ほど歩き、松山城の入り口に到着です。松山城の本丸へ行くにはここからもう少し歩かなければなりませんが、道中にある城山公園には桜が咲いていました。
まだ満開とまではいかなかったかも知れませんが、昨日訪れた高松城や丸亀城より綺麗に咲いています。西へ進むにつれ、桜前線の近くまで来たということでしょうか?
「軽い登山やないかい(苦笑)」
松山城は標高132mの城山の頂上に建てられた平山城です。写真の通り、天守閣は少し高い場所にあります。
ここまで到達するにはロープウェイやリフトを使うのが一般的ですが、私はケチなので徒歩で頂上に向かいます。
道中は急勾配な上、クネクネした道が続き想像以上にハードでした。前日の丸亀城に匹敵する勾配で「登山しに来たんじゃないのに…」と思いましたが、旅行や観光には体力も必要なのです。
ついに本丸へ!
20分ほど登りますと、ようやく本丸にたどり着きました。
江戸時代に豊臣秀吉や徳川家康に仕えた加藤嘉明が築城に着手、30年近くをかけて完成しました。平山城としては「日本三大平山城」の一つとしても有名で、「金亀城」とも呼ばれています。
一通り散策したあと、体力をかなり使ったのでおやつタイムです。愛媛名物といえばみかん、みかんのソフトクリームを食べました。なんと皮まで添えてありました。
松山城を後に、道後温泉へ
ソフトクリームを食べ、次の目的地に向かいます。松山城を「下山」し、路面電車の県庁前電停で道後温泉行きの電車を待ちます。
10分ほど乗車して道後温泉に到着。道後温泉方面行きの電車は休日でも日中は10分間隔でやってきます。時間の関係上、温泉に入ることは厳しいのでエリア内を散策します。
坊っちゃん列車を始め、正岡子規の銅像など温泉に入らなくても見どころがたくさんあります。また、温泉近くの商店街「ハイカラ通り」にはお土産屋も数多く立ち並んでいるので、温泉とお買い物の両方を楽しむことができます。私も時間に余裕があれば温泉巡りをしたかったのですが、散策してお土産を買うぐらいしかできませんでした…
旅のラスト
道後温泉での散策を終え、路面電車で松山市駅に帰ります。写真には収められませんでしたが、「大手町」駅付近では路面電車(伊予鉄道環状線)と郊外電車(伊予鉄道高浜線)が交差する「ダイヤモンドクロス」を見ることができます。ここではなんと、路面電車が郊外電車を踏切待ちする風景が見られるのです。遮断機が上がると、路面電車が郊外電車の線路を通過します。この時の音が豪快で気持ちがいいのです。
旅の最後の食事は愛媛の郷土料理で締め括りたいところでしたが、乗る予定の電車の関係もあり、松山市駅近くのステーキ屋さんでサイコロステーキのプレート(メニューの名前を忘れました)を食べました。量は少し足りないかなという感じでしたが、ちょうどお肉が食べたいという気分だったので大満足でした。
そして、岡山行きの「しおかぜ」に乗車して帰路に着きました。帰り道は特段変わったことはなかったので割愛させていただきますm(_ _)m
四国シリーズ まとめ(と反省)
ほぼノープランの旅でした。「学生時代の思い出の地を巡る」というテーマも掲げていたはずですが、途中から完全に逸脱してしまいました。しかし、見たことのない景色を見たり行ったことのない土地に足を踏み入れるなど非常に実りある旅になったと思います。言えることがあるとするならこの一言に尽きると思います。
「ノープラン最高」
一方で特急列車をフル活用したおかげで交通費はかさみました。もう少し効率的な方法を考えることができたらよかったなというのが反省点だと言えます。
さて、四国シリーズは今回で終了です。次回からは2018年ゴールデンウィークに行った北関東旅行の様子を更新していきます。世界遺産の日◯東◯宮や◯岡製◯場に行きます。乞うご期待。
最後まで目を通していただきまして、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。では、ごきげんよう!
おまけ
この旅で利用した西条のホテルでの案内。テレビのリモコンが2種類あったのですが、
「AV専用リモコン(直球)」
もう少しオブラートに包んで表現することはできなかったんでしょうか…
最後の最後に失礼しました(´・ω・`)
↓前回