Konpei’s NOTE

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【北関東開拓史2018】Part.2 「未開の地」群馬と「雪国」新潟

こんにちは。新型コロナウイルスは収束の「し」の字も見えない日々が続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

休みの日に関しては、昔から家にある銀河鉄道999を読んだり、昔の空耳アワーYouTubeで見るなどして過ごしています。皆さんも外出は最低限の最低限にとどめ、かつメンタルを壊さないようご自愛くださいませ。

という訳で久々の更新となりましたが、今回は「北関東開拓史2018」の続きです。人生初の群馬県、あの世界遺産に行ってきました!

それでは、今回もよろしくお願いします。

【北関東開拓史2018】Part.1 人生初栃木、初日光 - Konpei’s NOTE←前回

 

「未開の地」群馬へ

皆さん「群馬県」にはどのようなイメージがありますでしょうか。ネットでは「グンマー」などと揶揄されておりますが、私個人のイメージとしては以下の通りです。

「群馬の右下の突起物は何なん?」

なんか、あるじゃないですか。右下の方に。あれが子供の頃からすっごい気になるんです。わかりにくいんで地図貼っときます。

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このフォルム、持ちやすそうですよね。昔、バカリズムが「都道府県の持ち方」というネタをやってましたよね。あとは「前橋育英高校が数年前の甲子園で優勝した」というイメージがあります。

群馬県民の皆さん、本当にごめんなさい。私が持っていた群馬のイメージはこれぐらいです。

 

という訳で、時は2018年4月30日。特段の先入観も持たずに高崎行きの電車に乗り込みました。変わった様子もなかったのでいきなり高崎駅到着時の写真をどうぞ。

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なんということでしょう。SLが止まっているではありませんか。当然、大阪ではまず見ることがありません。さすが「未開の地」、未だにSLがブイブイいわせているのか。と思いきや、臨時列車とのこと。たまにはこういう列車も乗ってみたいですね。

 

Joshin電鉄!?

目的地へは電車に乗り換えなければなりません。そこで、私が乗車するのが上信電鉄というローカル鉄道。高崎から1時間に2本程度の本数で走っており、高崎から下仁田までの約33kmを結びます。会社設立後、群馬と長野の佐久方面を結ぶ計画がなされていたため、「上野(こうずけ)」と「信濃」を結ぶ電鉄を目指してこの名が付きました。

「上信(じょうしん)」と聞いて私みたいな関西人が思い浮かべるのはやはり家電量販店のJoshin。車内でJoshinのテーマ曲なんかがエンドレスで流れるのではないかと思いましたが普通の電車でした。群馬というのは非常に緑が豊かな土地で、車窓から見渡す限り田園風景が広がっています。

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いいですね、目の保養になります。高崎から35分ほどで目的地に到着です。

 

世界遺産富岡製糸場

着いたのは上州富岡駅。電車を見送り、目的地まで歩きます。駅では市のキャラクターと思しき銅像がお出迎えです。

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そして、上州富岡駅から歩くこと20分で富岡製糸場に到着です。

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富岡製糸場は1872年(明治5年)に操業が開始されました。なぜこの地を選んだか。それは以下の理由から富岡の地が工場建設に適していたためです。(富岡製糸場パンフレットより抜粋)

  • 養蚕が盛んで、原料繭を確保できる
  • 工場建設用の広い土地が用意可能
  • 外国人指導の工場建設に住民が同意
  • 既存の用水を使うことで、製糸に必要な水の確保が可能
  • 燃料の石炭が近くの高崎から採れる

操業開始当時は明治維新直後で、輸出品の主力だった生糸の品質改良と大量生産を可能とする器械製糸工場の導入・推進を殖産興業政策を掲げる政府が急務としていました。

その後、1987年(昭和62年)の操業終了までなんと115年間も動き続けました。そして、最終的に保有していた企業が富岡市に全ての建造物を寄贈、富岡市が内部の公開を始めやがて世界遺産一覧表に記載されました。

 

という訳で、場内を見ていきます。

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写真は場内のほんの一部ですが、生糸の生産にはこれだけ多くの設備が必要だったということが伺えます。敷地の約3分の2は工場や生糸などの保管場所で占められていますが、残り3分の1に関しては工員たちの住まいとなっています。

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ここで働く工員はほぼ全員女性でした。その工女たちはこの富岡製糸場で技術を習得し、その後各々の地元で指導者として活躍してしたのだとか。彼女らの活躍があってこそ、日本産業の近代化が進んだと言っても過言ではないのです。

富岡製糸場】入場料:大人1,000円

見学を終え、富岡製糸場を後にします。昼ごはんは製糸場近くに「峠の釜めし」の店があったのですが人が多く断念。駅方面に歩く道中に蕎麦屋さんがあったのでそこでランチタイム。写真はございません、ごめんなさい。

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駅の近くにはこのような通りもあります。時間があればもっとゆっくり見て回りたかったです…

 

越後湯沢に寄り道

さて、上州富岡駅に戻り再び高崎を目指します。この日は最終的に新潟まで行くのですが、その前に越後湯沢に寄ります。これといった目的はありませんが、あわよくば温泉に入ろうかと考えていました。よく考えると1日で大宮から新潟まで寄り道しながら移動するのは少しハードだったかもしれません。

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高崎の街に別れを告げ、上越新幹線に乗車。越後湯沢で降りるとそこには黒塗りの新幹線が待ち構えていました。

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「現美新幹線」です。「現代美術新幹線」の略で、車内は著名アーティストによる作品が展示されています。主に臨時列車として、新潟と越後湯沢の間を運行しています。

さて、駅周辺を散策していきましょう。付近には温泉旅館が点在しており、さすが温泉街といった様相を呈しています。

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少し足先が冷えるくらいに肌寒い気候だったので駅を出てすぐの宿の前にある足湯で脚を温めた後、湯沢高原へのロープウェイ乗り場を目指します。

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↑こちらの旅館の入口付近に足湯があります。

ロープウェイ乗り場は駅からおよそ15分歩いた場所にあります。湯沢高原ロープウェイは山頂までの1.3kmを結び、乗車定員は166人と世界最大級のロープウェイです。160人以上も乗せられるロープウェイがあるという事実に驚きです。

【越後湯沢ロープウェイ】往復2,200円(WEB前売1,900円)

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最終便の時間が近いこともあり、ほぼ独り占めの状態。越後湯沢の街並みを存分に見下ろすことができました。7分ほどで頂上に到着。冬季はスキー場として運営されており、4月末にも関わらずまだ雪が残っていました。

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じっくりと見て回りたいところですが、営業終了時刻が近づいているのと寒さが思いの外厳しかったので下山します。次来るときは是非冬のシーズンに来てスノボでも楽しみたいものです。

 

舞台は新潟へ!

越後湯沢を後にし、宿のある新潟へ向かいます。越後湯沢駅の新幹線乗り場にてこんなものを発見しました。

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新潟県ゆるキャラ「レルヒさん」です。このキャラクターのモチーフとなっているのは、日本で初めてスキーの指導を行なったとされるハンガリー帝国のレルヒ大佐。スキー大国新潟にふさわしいゆるキャラです。身長は驚愕の270cm、もちろんゆるキャラ界最高身長です。悪口ではありませんが、テナガエビみたいな体してますね。

 

越後湯沢から新幹線で約45分、この日の宿がある新潟に到着です。現在も改修工事が進行しているそうですが、昔ながらの駅ビルといった感じがします。

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こちらは夜の萬代橋です。夕飯を食べ、夜の新潟中心部を散策して2日目を終えました。

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新潟での滞在時間は翌日の昼までと短いですが、何をするか正直考えていません。さて、どうするつもりなのでしょう。次回に続きます。

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では、皆さんごきげんよう。次回をお楽しみに!