【みちのくひとり旅】Part.1 ずんだ餅の洗礼
【みちのくひとり旅】Part.0 宿なしのピンチ! - Konpei’s NOTE
前回のあらすじ。関西空港で安く泊まろうと試みるも空きはなし。結局カプセルホテルに課金して一泊、翌朝ピンクの飛行機に乗り込みました。
このように終始グダグタな回でしたが、今回ようやく仙台の地に足を踏み入れます。生まれてはじめての東北です。緊張します。
いきなり牛たん!
関空を飛行機で発ちおよそ2時間、仙台空港に到着です。東北の玄関口的役割も果たしているためかこんな看板が。旅の始まりを歓迎するようでテンションが上がりますね。
仙台空港からは電車で仙台市中心部へ。二両の電車でしたが、かなりの人が乗車していました。時間によっては倍の四両で運転することもあるそうですが、空港から市の中心部を結ぶとなると人が多いのも納得です。
仙台駅に到着しましたが、早くも空腹に襲われます。そこで仙台駅の地下にある牛たん屋で昼食とします。この時まだ11時前、店も開店前でしたが数人並んでいて仰天しました。
入ったお店は東京や大阪にも進出している有名店「喜助」。定番メニューである「牛たん炭火焼定食」はしお・たれ・みそから味が選べるほか、牛たんシチューなど豊富なメニューが揃っています。今回は「牛たん炭火焼定食」を注文!
やってきました。やはり本場の牛たんはレベルが違います。焼肉屋に出てくる牛たんがハムに思えてきます。歯応えも抜群でいつまでも噛み続けられます。大阪にもあるみたいなのでこの味を思い出しに今度食べに行こうかなと思います。
政宗公とずんだ餅
お腹を牛たんで満たした後は仙台の街を徘徊します。まずは観光バス「るーぷる仙台」の一日乗車券を買ってバスに乗り込みます。
この「るーぷる仙台」ですが、9時から16時まで15〜20分間隔で運行しています。仙台駅から観光名所を縫うように走り、また仙台駅に戻るというルートをとっています。車窓からの景色も非常によく、一日乗車券は仙台観光には必要不可欠なアイテムと言えます。
【るーぷる仙台 一日乗車券】大人620円
バスでまず私が向かったのは「瑞鳳殿」。仙台の英雄、伊達政宗公が眠る霊屋(おたまや)です。バス停から瑞鳳殿に向かうまでは長めの石段があり、ものの10分でかなりの大汗をかきました。仙台ってこんな暑いんですね…
ぱっと見ですが日光東照宮と雰囲気が似ている気がします。この近くには二代目伊達家藩主の忠宗の「感仙殿」、三代目藩主の綱宗の「善応殿」がそれぞれの霊屋として鎮座しています。
(なぜか引きの写真がなかったです。スミマセン)
【瑞鳳殿】大人一人550円
瑞鳳殿を後にし、再び「るーぷる」に乗り込みます。向かう先は仙台のランドマークである仙台城跡です。写真でよく見る伊達政宗公の騎馬像がある超有名スポットですが、かなり標高の高いところに位置しているので仙台の街を一望できます。
そして政宗公の騎馬像をパシャリ。
顔をはっきりと写すことができませんでしたが、政宗公といえば「独眼竜」として知られており隻眼の武将として名を馳せた人物です。幼少の頃に天然痘の影響で右眼を失明したことからこの名がつけられたとされています。右眼に関しては家臣に切り取らせたという説や自らが切り取ったという説もありますが、眼帯で隠したという説が一般的とされているようです。政宗公はどうやら隻眼だったことを苦にしていたようで、双眼に描かれた自画像や木像が見つかっています。
騎馬像の近くにはお土産屋やレストランが軒を連ね、その付近には資料展示館もあります。そして、仙台に来たからにはこれを食べなければなりません。
牛たんと双璧を成す仙台名物の一つ、「ずんだ餅」です。もちろん美味しかったのですが、餅のインパクトが思ったよりもヘビーでかなりお腹にきます。「ずんだ」というのは、枝豆やそら豆をすりつぶした緑色のペーストのことを指します。元々はお盆やお彼岸の時期に米農家が作っていたものですが、それをある店が「冷凍ずんだ餅」として開発・販売したことをきっかけに全国的なヒットを博したということだそうです。
ずんだ餅を食ってから「るーぷる」で仙台駅に戻りましたが、この時お腹に違和感を覚えました。牛たんとずんだ餅という普段滅多に食べられないものを一気にお腹に入れてしまったせいで体がびっくりしたのでしょう。特にずんだ餅の「餅」のインパクトは絶大だったようです。急いでトイレに駆け込みました。まあただの食べすぎなんですがね(笑)
ひと波乱ありましたが今回はここで区切り、次の目的地へ向かいます。日本三景といえば、もうおわかりでしょうか。NKHいきます。
ヒントになってねぇですね。では、今回はこの辺で。ごきげんよう。