【青春18きっぷの旅】最終回!大阪へ帰るぞ!
皆さんこんにちは。数年ぶりにスノボがしたくなってきました、Konpeiでございます。
7月に始動した青春18きっぷ企画も今回で最終回。今回は長野から大阪に帰る様子です。
【青春18切符の旅】2019完結編!いざ信州へ! - Konpei’s NOTE
帰り道は遠回りを…
晩ご飯を食べ終え、ホテルに戻った私は悩んでいました。「明日のルートどうしよ…」
次の日の夜に学生時代の友人と会う約束をしていた為、遅くとも18:00前には大阪に戻らなければなりませんでした。だからといって行きと同じルートは面白くないし、大回りしすぎたらタイムオーバーになってしまいます。
長考の末、数あるルートから決めたのが「長野〜松本〜甲府〜静岡〜新大阪」というある意味狂気じみたルートです。甲府まで18きっぷ、甲府から特急ふじかわに乗って静岡で新幹線に乗り換え大阪に帰るという謎多き行程です。ちなみに、長野から大阪に帰ると言えば、名古屋まで特急しなのに乗ってそこから新幹線か近鉄特急に乗り換えるルートが王道です。
ルートが決まるとすぐに眠りに落ちました。恐らく目を閉じてから1秒経たない内でした。のび太に匹敵するスピードです。
「長野県陸の孤島説」
という訳で次の日の朝です。大阪に帰ります。すなわち、長い旅がまた始まります。この日の第一走者は快速松本行き。「快速」を名乗っていますが、通過する駅は1駅のみ。こうなると通過する駅が可哀想に思えます。
↑長野7:51発、快速松本行き
昨日と同じルートですが、途中でこんな駅がありました。
「冠着」で「かむりき」。「かむ」は辛うじて読めるとして、「りき」は初見殺しにも程があるのではないだろうか… 漢検二級を持っていますが、一級の方でも初見では読めない方がほとんどかと思われます。余談ですが、身近にある難読地名で「毛斯綸大橋」という橋が自宅から数キロ離れた場所にあります。さて、なんと読むでしょう。
9時過ぎに松本に着き、甲府行きに乗り換えます。ここからが長いんです。乗車時間は丁度2時間、しかもロングシートの車両というおまけ付き……
この日は諏訪湖畔で花火大会ということで、上諏訪あたりまである程度人が乗っていましたが、過ぎると割と閑散としていました。長野と山梨の境辺りの車窓はとても見晴らしがいいのですが、なんせロングシートなもんでゆっくり景色を見ることは難しかったです。
それにしても、長野を抜けるまで4時間近くかかりました。改めて長野県の大きさとアクセスが大変だということがよく分かりました。失礼ながら、場所によっては「陸の孤島」と呼ばれる場所もあるのではと思います。いつかは車か何かでこのような場所にも訪れたいと思います。
特急ふじかわに乗車!
2時間の旅の末、ようやく甲府に到着です。しかし、残念ながら観光する時間はなく、食事を済ませて次の電車に乗ります。特急と新幹線は「青春18きっぷ」では乗車できないので、乗車券を買い直します。そして、次の電車がこちら。
特急「ふじかわ」でございます。甲府と静岡の間を結ぶ電車で、身延線を通ります。この身延線、山梨・静岡県境を通るので運が良ければ富士山も見えます。昨年も一度甲府に寄る機会があり、ふじかわで大阪方面に帰ろうかとも思っていたのですが、時間の都合上断念しました。
車両ですが、3両編成で運行しており自由席が2両と指定席が1両。テーブルが付いたグループ向けの席(コンパートメント席)もついています。券売機でコンパートメントも取れたのですが、流石に一人で占領するのは気が引けるのでやめました。また、座席の様子ですが座面がものすごく柔らかくて座り心地抜群でした。
↑車窓から撮影。「ザ・日本の田園風景」という感じがします。
こんなに晴れていたのに、肝心の富士山は見事に雲を被ってよく見えませんでした。残念ですね。
富士山は見えなかったものの、広大な田園風景の中を突っ走る特急「ふじかわ」。「ずっと乗っていたい」と思える電車でした。
ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー
特急の旅を終え、静岡に着きました。ここからは大正義新幹線です。乗車するのは岡山行きのひかり。この2日間、在来線しか乗っていなかったので新幹線のスピードに体が追いつきませんでした。窓の外の風景もあっという間に過ぎていくので、「日本の新幹線ってすげえなあ」と感心するばかりでした。2日間にわたる電車の旅の疲れからか、新幹線の中での記憶がありません。恐らく爆睡していたのでしょう。
2時間しないうちに新大阪に到着。ここで今年の「青春18きっぷの旅」が終わりました。鈍行だけでは何時間もかかるであろう静岡〜新大阪を2時間足らずで駆け抜ける…
ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー(洗脳)
↑Googleマップより、2日目の経路。
まとめ
今回3年ぶりに「青春18きっぷ」を購入し、山陰と信州に行きました。いずれも朝から夕方まで電車に乗り続けましたが、電車からの風景を見るのが好きな私にとっては苦痛になるようなことはありませんでした。ただ、松本から甲府までロングシート2時間は流石にこたえましたが(笑)
よく「日本はどこも同じ風景」という意見を耳にしますが、確かにその通りだなと思いました。少し都会を離れると田んぼが広がり、山がそびえ立つ。でも、この風景は何回見ても飽きないのです。こんな日本の風景が大好きなんだなということがよくわかった旅行でした。「地域の違い」というのは風景云々よりもその土地の名所とか名産品とか郷土料理で実感するものではないかということも考えさせられる旅でした。
という訳で、来年「青春18きっぷ」の旅をするかはまだわかりませんが、今後も続けていくかと思います。次回は九州方面にでも行きたいところです!
では、皆さんごきげんよう。さようなら。
最後に:被災された方々へ
この記事をあげる数日前、台風19号が猛威をふるい、今回の旅で私が訪問した長野県も千曲川が氾濫するなど甚大な被害を受けました。被害の様子を見る限り、この旅で私が見た長野の素晴らしい風景が戻るのはかなり時間がかかるものと予想され心が痛むばかりです。この場を借りて、心よりお見舞い申し上げます。1日でも早い復興を願っております。
※2019/11/14 一部画像に不備が見られた為、編集しました。