Konpei’s NOTE

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【ひとり旅のすゝめ①】私が一人で旅する理由

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こんにちわ。またしても(思い付きで)新たな企画を始めようと思います。私は旅行をするときは一人で行くことがほとんどなんですが、一人旅というのは人によって「寂しくないのか」「つまらないんじゃないか」と感じる方もいらっしゃいます。確かに、「友達とワイワイしながら思い出を作りたい」「いっぱいバカ話して笑いながら過ごしたい」というご意見もあると思います。

ですがこの度、「一人旅の魅力を伝えたい!」という思いから「ひとり旅のすゝめ」という企画を立ち上げました。このご時世、大勢での旅行が制限されている中で「一人旅」または「少人数での旅行」という選択肢も密かにではありますがフィーチャーされているようです。この企画を通じて一人でも多くの方に一人旅に興味を持っていただきたいというのが筆者の思いであります。この第一回目は「私が一人旅をする理由」についてお話して参ります。なお、あくまで「おすすめ」であって「押しつけ・強制」ではないことをご理解くださいますよう、お願いいたします。

<目次>

 

1.一人旅の始まり

私が初めて一人旅をしたのは2016年の夏、大学4回生の夏休みでした。就職活動を終え、時間的に余裕ができたので「青春18きっぷ」を使って九州に行く計画を立てたのです。幼いころは鉄道が好きだったのですが、このころからなぜか再び鉄道熱が再燃しだしたのです。おそらくこのころからYouTubeなどで鉄道旅行に関する動画を見始めたからだと思いますが、これに影響されて関西エリアの大回り乗車(わからない方は調べてみてください…)をしたのもこの頃だったと記憶しています。一人で「遠出をする」のは大学2回生の時から始めていましたが、宿泊を伴った一人での旅行というのはこれが初めてでした。

一日目は大阪から広島にある祖父母の家まで行き、広島の至る所に連れて行ってもらい一泊。二日目の午前中も祖父母とともに行動し、午後からは広島市内の観光を挟んで岩国で一泊。三日目は岩国から一気に長崎へ、鳥栖から長崎の区間に至ってはロングシートの各停に乗車したのでお尻が爆発するかと思いました。到着後はちゃんぽんを食べ、夜景を見て一泊。四日目にグラバー邸などを観光したあと、帰りも普通列車のみはしんどいと思い長崎から博多は高速バス、下関から大阪まで新幹線を使ってしまいました。今思うとちょっともったいなかったような気もしますが、非常に有意義で充実した四日間でした。

この一人旅で感じたこととしては「始めは寂しく感じるが後から楽しくて仕方がない」「知らない景色に出会うことが最高の瞬間」「自分自身で計画を立て、好き放題できる」ということです。大阪から広島に向かう電車の中にいる時と二日目に祖父母と別れた時は正直不安な気持ちが圧倒的に強かったですが、二日目に生まれて初めて一人でホテルに泊まった時や岩国から長崎へ向かう電車の中ではワクワクが止まりませんでした。「この先これから何が待ってるんやろ?」という感情が延々と続くのです。初めて行く土地、初めて見る景色だとその期待感は倍になります。まれにがっかりする景色もありますが、見たことのない景色に出会うとなぜか元気になれるし感動すら覚えます。「好き放題できる」というのは主にスケジュール的な意味でということで、多少のイレギュラーがあっても柔軟に予定を変えることができます。詳しいことについてはこの後の項目でお話しします。

この旅がきっかけで私は一人旅にハマるようになりました。ここからは私が思う一人旅のポイントについて簡単に解説いたします。

 

2.一人旅のメリット

予定を自分で自由に決めることができる

先ほどお話しした内容と多少被りますが、一人旅は自分ひとりで予定を考え、計画を立てることが可能です。極端な話、行先と大雑把なタイムテーブルさえ決めればあとは行先の状況次第(思っていたより見所があり滞在時間が長くなった等)で柔軟に予定の追加・削除を行えばいいのです。最低でも電車やバスを使う場合は発車時刻に間に合うように、ホテルにチェックインする場合はその時間までに間に合うような計画を立てる必要がありますがこれも一人旅の楽しみですね。旅行は「計画している時が一番楽しい」とも言いますし(笑)

「自分へのご褒美」的意味合いが強い

一人旅は「自分自身の自分自身による自分自身のための旅」です。「自分へのご褒美」と言い換えてもよいでしょう。人に気を使う必要は正直言って一切ありません。自分が行きたいところに行き、食べたいものを食べればよい。ただそれだけなのです。時間も金銭面も全て自分が管理しますので、旅行期間中は基本的に自分の好き勝手にできます。一方で、調子に乗りすぎると財布のひもが緩みまくってしまうのでどこかでストッパーをかけることが望ましいです。後の項目でも説明させていただきます。

カメラの腕を磨くことができる

私自身の旅先での大きな目的の一つが「風景写真を撮る」ことです。3年ほど前にデジタル一眼レフを購入し、旅行の度に持って行っています。カメラに関してはまだまだ素人ですが、少しづつ上達はしてきた実感があります。特に一人旅だと何度でも撮り直しが可能なので納得の1枚が撮れるまで鍛錬を積むことができるのです。「ここのダイヤルをこう設定したらいい感じやな」とか「この画角から撮ったらきれいやな」とか自分の感覚で勉強することができます。さらに、カメラの操作方法について解説したマニュアル本を買って読み込んで練習すれば更なる上達が期待できるかと思います。

自分と向き合う時間ができる→自身の成長にもつながる?

一人で行動している時って普段思い浮かばないようなことが次から次に思い浮かぶことがあるんです。考えすぎなんじゃないかというくらいにいろんな考えが思い浮かびます。例えば移動中の電車の中で車窓を眺めながらぼーっとしている時、自分自身のことについて思い浮かぶことが多いのです。例えば自分の弱点や将来・過去のこと、不安に感じたり後悔することもありますがなるべくポジティブに考えるようにしています。要するに己と向き合う時間を作ることができ、今後の方向性を定めたり自身の成長のためにするべきことを考えることだってできます。ただし、考えすぎるとかえって自分を追い込むことになるのでどこかでストップをかけて気分転換をしましょう。

 

3.一人旅のデメリット

財布のひもがユルユルに

いくら「自分自身へのご褒美」とは言えど、お金は無限にあるわけではありません。ましてや管理するのが自分自身ですから旅先で買いたいものはいっぱい買ってしまいます。私も旅行に行ったら「これも買わんと後悔する!」という気持ちが芽生えるせいか自宅に帰るときにはカバンはパンパンになっていることが多いです。また、乗り物に乗るのが好きなので交通費もそれなりに消費します。旅先で節約しすぎるのももったいないですが、月末にカード引き落とし額を見るのは怖いですよ…

周囲から冷たい目線で見られる時がある

「一人旅のベテラン」を自称している筆者ですが、周りの目を気にする性格なので未だに一人じゃ入りにくい店や施設はあります。地元の小さな飲み屋でお酒を飲むというのに密かに憧れを抱いている筆者ですが、極度の人見知りですから結局はホテルでの一人飲みで終わってしまいます。また、「え、こいつ一人??」みたいな感じで冷ややかな目線を感じるときもあります。一人で行くには勇気のいる店や施設もありますが、一人旅の間はそのような視線はフル無視で結構です。最初の内は周りの目を気にしてしまいますが、場数を踏むことでなんの抵抗も感じなくなる…はずです。

体力的消耗が大きい

これは私だけかもしれませんが、一人旅だと一日で色々な場所に行きたいと思ってしまう性なのです。そのため、一日の歩数が一万歩を超えることもザラにあります。「体力は極力セーブしたい」と考えていても寝る前に万歩計を見るとびっくりするような歩数になっていることがほぼ毎回です。健康的ですね。つまり何が言いたいかと言いますと、一人旅は意外と「体力勝負」になります。さらにスケジュールの面で時間配分等も考慮しなくてはならないので脳も疲れます。体力に自信がない方はいかに効率的に移動するかということも頭に入れておくことをお勧めします。

昼食のタイミングを逃すことがある

私にとって一人旅最大のデメリットです。どうしてかと言いますと、目的地にいると時計を見なくなるんです。当然電車やバスの時間が近づけば見るのですが、観光スポットで写真を撮っている時なんかは景色に夢中になりますよね。空腹感は感じるのですが、「まあどうにかなるっしょ」で時間が過ぎいつの間にか夕方になりトホホ…ということが結構あります。二人以上の旅行だとどこで何を食べるかというのをあらかじめ決めることがほとんどだと思うのですが、一人旅だと基本的に行き当たりばったりです。人間一日三食が当たり前と言われているので、時間に余裕があるときは必ずお昼ごはんも食べるようにしましょう。元気が出ませんからね。

 

4.一人旅で意識すべきこと

ここからは一人旅をする上でのルールとまではいきませんが、個人的に意識すべきだと思うポイントを紹介します。すべて当たり前で一人旅に限ったことではないかもしれませんが、これらを意識すれば快適な一人旅になることは間違いないと思います。

直前でもいいので複数のプランを用意しておく

旅行には何が起こるかわかりません。ハプニングが起こればそれによってスケジュールに狂いが出ますのでイレギュラーが生じた場合のことも想定しておく必要があります。ただしハプニングありきでスケジュールを立ててしまうとなにも楽しめないので、起こった時に考えればOKです。

ここからは私の実体験になりますが、茨城の大洗に行ったとき常磐線が停電で運転を見合わせ乗るはずだった特急が運休となりました。別の特急に乗ることができましたが、予定していた時間より1時間ほどの遅れをもって大洗に到着しました。予定通りにいけば時間に余裕ができたので水戸の偕楽園にも行くことができたのですが、そこは諦め大洗の観光に時間を割きました。時間はどうしても待ってはくれません。時間に抗うことはできないので当初の計画を柔軟に変えるほかないのです。時間に追われて忙しないスケジュールになるよりはゆっくり楽しむ方が良いですし、ハプニングも思い出の一つとなるのです。

※ちなみに言っておくと大洗が舞台の某アニメの聖地巡礼ではありません。筆者はアニメにそこまで詳しくありません(笑)

感謝の気持ちを伝える

「当たり前やろ、人生で大事なこととちゃうんかい!?」って感じなんですけど、旅先では意外と多くの方にお世話になります。お土産屋の方、ホテルのフロントの方、地元のレストランの方、観光案内のボランティアの方。私は人見知りな性格ですが、対応してくださったらどんなに不器用でも必ず「ありがとうございます」と言うようにしています。もし恥ずかしいというのであれば会釈から始めても問題はないです。「ありがとう」と言われて嫌な人などほとんどいませんので、何かしらのかたちで感謝の気持ちを伝えることができれば相手さんもいい気分になるはずです。

ネットで予約する際の日付に注意!

一度特急の予約で日付を1週間間違えたことがあるんです。当ブログを開設して間もないころに記事も書いていますが、大恥をかきました。

【大失態】乗車券のネット予約には気をつけよう - Konpei’s NOTE

ね、恥ずかしいでしょう? こんな思いをしますとスタッフの方に迷惑をかけてしまいますし、何より「こいつ何しとんねん…」みたいな目で見られることは間違いありません。何度も言いますが、私は極度の人見知りなのでこういうのは窓口ではなく極力ネットで済ませたいのです。便利なんですがこういうミスが生じてしまうこともあるので皆さんはくれぐれも気を付けてくださいね。

 

ざっくりではございましたが、一人旅の魅力について紹介しました。旅の形態はたくさんあり、人によって好みの旅も違うと思います。しかし、一人でも多くの方が今回の記事で「一人旅っておもろそうやな」と感じてくださったら幸甚に存じます。

今後もシリーズものとして続けていくのですが、次回は「一人旅での持ち物」について紹介したいと思います。興味のある方は是非ご覧ください。では皆様、ごきげんよう